どうしても中古がいやなら建売を見よう
- friendhome
- 11 分前
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前回のブログでは、「家を買うなら、まずは中古物件を見よう」というお話をしました。 しかし、「どうしても中古はいやだ!」という方もいらっしゃるでしょう。予算的に無理がないのであれば、新築のマイホームを手に入れることは決して悪いことではありません。
ただ、その場合でも、いきなり住宅展示場に行って注文住宅を検討するのではなく、まずは現在販売されている「建売住宅」をネットで調べてみてください。
10年ほど前までは、霧島市内でポータルサイトを使って建売を検索しても、数件ほどしかヒットしませんでした。不動産屋が気まぐれで建てた物件か、ハウスメーカーがモデルハウスとしての展示期間を終えて売り出したものくらいだったのです。 そうした市場環境であれば、「新築が良いなら注文住宅」となるのも自然な流れでした。
しかし、時代は変わりました。 いまや全国展開のパワービルダーさんや地元のハウスメーカーが手掛ける建売住宅が、霧島市内だけでも数十件検索にかかります。現在の市場では、新築をご希望されても建売住宅で十分カバーできるのが現状です。
建売住宅の最大の魅力は、注文住宅に対する「圧倒的なコストパフォーマンス」です。仮に同じような建物を注文で建てるとしても、建売の方がかなりお手頃に入手できます。
なぜ、そこまで価格に差が出るのでしょうか。 大きな理由の一つは「打ち合わせの時間と人件費」です。注文住宅は膨大な打ち合わせ時間を要します。何度も何度もメーカーの事務所に通い、仕様を詰めていきます。建売住宅の場合、その打ち合わせにかかる経費がまるまるカットされているのです。建築会社が「売れやすく大衆受けする間取り」で、無駄なコストをかけない建物を自社の判断により短期間で建築するため、安く提供できます。
だから、安いのです。
「でも建売はいやだ!注文住宅で自分の理想の家を建てたい!一生に一度の買い物なら妥協したくない!」と思うかもしれません。
しかし、これはよくある勘違いです。 非常に現実的な話をすると、注文住宅であっても予算の縛りがある以上、本当の理想の家など建ちません。どこかしらで必ず妥協が必要になってきます。
予算に天井がない方は別ですが、たいてい予算2,000万円の方の理想の家は2,500万円前後になってしまいます。 「じゃあ5,000万円の予算がある人なら理想の家が建つのか?」というと、実は違います。5,000万円の予算を組める方は、さらに理想が高くなります。その方の理想を叶えようとすると、今度は6,000万円になってしまうのです……。 ですから、注文住宅にあまり夢を見すぎないでください。
そして、予算の都合で妥協を重ねて建てた注文住宅が、いざ完成してみたら「建売にもありそうな普通の家」だった……というケースは珍しくありません。施主様ご本人は「満足している」と自分に言い聞かせているものの、プロである不動産屋やメーカーから見ると「よくある家」になっていることが多々あります。
注文住宅はいわばオーダーメイドです。服をフルオーダーで買う人、カスタムカーに乗っている人を想像してみてください。お金持ちか、並々ならぬ強いこだわりがある人たちですよね。 本来、注文住宅もそのカテゴリーで良いはずなのです。
前回もお伝えしましたが、いま住宅展示場に行って、建築費用の高さに絶望し、マイホームの夢を諦めないでください。 収入に見合わない無理なローンを組み、「家のために働く人生」にはしないでほしいのです。
中古や建売に目を向ければ、無理のない、手頃な価格でマイホームが手に入る可能性が十分にあります。
さて、前回からかなりトゲのある表現を使っていますが、決して注文住宅そのものを否定したいわけではありません。十分な予算がある方はぜひ挑戦してください。 「マイホームが欲しいと思ったときは全員が注文住宅を目指すべき」という固定観念を変え、幅広い選択肢をご提案したいだけなのです。
こんな記事をメーカーの方に見られたら嫌われそうだなとビクビクしながら書いておりますが、地方の不動産屋の独り言として受け取っていただければ幸いです。
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