久々のおもしろかったシリーズ。最近というか、ここ何年か私SF映画にはまっております。
元々宇宙とか好きだったんですが、SF映画を意識してここ数年見ているんですよね。
あるユーチューブの影響なのですが、それはまた、別の機会にでもお話ししましょう。
と言うことで、最近「メッセージ」と言うSF映画を見ました。
世界の12か所に突然現れた巨大な宇宙船。人類は慌てふためきます。友好的なのか?侵略しに来たのか?
言語学者である主人公は軍の招集で宇宙人とコミュニケーション取り、宇宙人の目的がなんであるかを探るよう命令されます。
ぱっと見て宇宙人の技術は人類を凌駕しているのは分かります。主人公たちは宇宙船の中に宇宙人たちに迎え入れられますが、声、いわゆる音声でのコミュニケーションは難しいと主人公は判断し、文字でのコミュニケーションを図ろうとします。
こう言う映画だと、人類をはるかにしのぐ技術力をもつ宇宙人が、瞬時にこちらの言語を理解し、こちらの言語でコミュニケーションを取ってくれる的なものが多いのですが、この映画は、そんな都合のいいことは起きません。
宇宙人たちは遠慮なく自分たちの文字を提示してきてそれを一生懸命人類が解明するというお話。
内容的には地味です。宇宙人たちとの派手な戦闘もありません。
でも、深い。これはちょっと集中して脳みそフル回転しながら見ないといけない映画です。
じゃないと、全部見てもなんかふわっとした印象しか残らないと思います。
言語を理解することにより、あらたな概念を理解することができる。
たとえば、アフリカの原住民で時間の概念を持たない部族がいたそうです。その部族に時間の概念がある我々の言語を教えると、その部族には時間と言う概念が生まれたそうです。
宇宙人の言語を理解することにより、人類は新たにどのような概念を理解するのか。それにより人類は進化の道をたどるのか。ラストの主人公の選択は、その辺を意識しないとちょっと理解しにくいと思います。
と、まぁおべんちゃらを語りましたが、2001年宇宙の旅とか、インターステラーとかあの辺が好きな人には刺さる映画だと思いますよ。
過去の映画レビュー記事をご覧になりたい場合はこちらをご覧ください。
Comments